「記憶と色の貯蔵庫から」と題された展覧会では、 それぞれが創造的なエネルギーの源泉を持つ、 非常に異なるアーティストの作品を紹介します。 ピーター・デイヴィッドソンは、プロのアーティストとして 40 年以上にわたって視覚芸術の実践と研究に深く取り組んできたため 、芸術的記憶の軌跡は非常に長きにわたり、 オーストラリア国立大学にて、 視覚芸術の博士号の授与という形で最高潮に達しました。
ピーターがこの展覧会のために選んだ作品は、 崇高な視覚を反映しています。 世界初の小説として知られる『源氏物語』に記された、 最初の記録からほとんど変わっていないように見える淡路島が呼び 起こす感覚。 そして明石海峡大橋は、淡路の山々の前に突如として雄大に現れ、 刻々と変化する海と大気の雰囲気を観察する中心点として機能しま す。 ある意味、彼の絵は、人々や漁船が行き交う海峡を描くことで、 独特で美しい海岸線を描くという西洋の白人の視点を示しています 。
一方、彼の盃の絵は、 これらの素晴らしく作られた盃をかわしながらその日の出来事を語 り合うという本質的な日本のコミュニティと社会構造を反映してい ます。 シンプルで持ちやすい硬い粘土には冬の燗酒が含まれており、 海岸沿いの町や工業用埠頭に並ぶ居酒屋で工場労働者に混じるサラ リーマンや女性まで、誰もが飲んで楽しむことができる。 さまざまな質感、形、サイズ、色、 焼成システムを備えたこれらのは、陶器は、 画家に無尽蔵のモチーフを提供し、 そこからスタジオでの実践の楽しみを引き出します。
ピーターの共同出展者であるダイアナ・デイビスは、 オーストラリア国立大学の彼の教授兼指導教員でした。 彼女がネックレスをアート作品として作っていることに驚いたこと がきっかけで、今回の展覧会が実現しました。 彼女の実践は 10 年にも満たないものですが、デザイン、色、特にジュエリー デザインに対する彼女の情熱は生涯続くものです。 ダイアナが作る各ネックレスは、 彼女が収集したビーズやオブジェクトの色や形からインスピレーシ ョンを得たユニークな作品です。彼女が作成した 250 以上のネックレスのうち、同じものは 2 つとありません。 それぞれに独自のカラーパレットとデザインがあり、 それらを身に付ける人々の個人的なスタイルの感覚を高めます。
The exhibition entitled “From the Storehouse of Memory and Colour” presents the work of very different artists each with their own well spring of creative energy. In Peter Davidson’s case the trail of artistic memory has significant longevity as he has been a professional artist for over 30? 40? years with a deep commitment of the practice and study of the visual arts, the latter of which culminated in the award of a PhD in Visual Arts from The Australian National University.
The works Peter has chosen for this exhibition reflect the sublime visual; sensations of Awaji Island that appear little changed from its first recorded mentioned in what is celebrated as the world's first novel titled The Book of Genji. The Akashi-Kaikyō Bridge acts as a pivot point for the observer of its ever changing sea and atmospheric moods that appear suddenly and majestically over the mountains of Awaji. In a way my painting exhibits a white western perspective on painting this unique and beautiful coastline with its people fishing boats and major shipping thoroughfares.
On the other hand his sake cup paintings are reflective of the essential Japanese community and social fabric where the stories of the day arediscussedt over these wonderfully made sake cups. Simple easy to hold, the hard clay contains the warm sake of winter which can be sipped and enjoyed by everybody from the salary men and women mingling with factory workers in the taverns that line the seashore towns and the industrial wharves. These ceramic cups with their diverse textures, shapes, sizes, colours and ceramic systems of firings offer an inexhaustible vista of motifs to paint and from which to derive pleasure in studio praxis.